ちょこっと読んでみて!
NO.3「結果より変化(その子の成長)を見て」
ある日、子どもが「お母さん、リフティングが5回できるようになったよ」と言ってきたとします。お母さんは「お兄ちゃんはあなたの歳には20回できたわよ、もっと頑張りなさい」とか「井出君は、もっとすごいのよ」とか言ったとしましょう。それは、お母さんは 我が子がまだリフティングを5回しかできていない と考えているからで、結果のみを見た答えしか返せないのです。
子どもが嬉しかったのは、リフティングが5回できるようになった結果ではなくて、できなかったのができるようになったという変化(成長)が嬉しいのです。結果にばかりこだわると、そのことに対して価値を見出そうとするから、つい誰かと比較してみたくなるのです。お母さんの このような声かけ、返答によって、子どもは「頑張って変化(成長)しても あまりお母さんは嬉しくないのかな」と思ってしまうかもしれません。 出来るようになった変化(成長)や発見の喜びを知らずに育ってしまうことになるかももしれません。
変化(成長)や発見をめざして頑張れば、そこに達成感があり喜びがあるから頑張ろう と自らの力でやる気を起こすことができるのではないでしょうか。